Feb 03, 2011

社員証一体型IDカード

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 台湾のコンピューター産業を統括する業界団体Taipei Computer Associationが主催する台湾最大規模のゲームショウ「Taipei Game Show(台北國際電玩展)」が2月18日、台湾台北市の台北世界貿易中心にて開幕した。会期は2月22日まで。

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 初日は各社のブースにおいて発表会やオープニングセレモニーが実施された。本稿では取り急ぎ初日の模様をお伝えしたい。GAME Watchでは本日以降、どしどし現地レポートをお伝えしていく予定なのでどうぞお楽しみに。

■ すっかりコンシューマーゲームと即売主体のショウとなったTaipei Game Show

 Taipei Game Showは、中華圏の正月である春節に合わせて実施されるエンドユーザー向けのゲームショウ。ここ数年は、春節の前に実施され、長期休暇を目前に控えたゲームファンが、お目当てのゲームマシンやゲームソフトを買い込む姿がひとつの風物詩となっていた。今年は久々に春節後の開催となったが、もともとPCゲームの即売会としてスタートしているだけに、春節の後にもかかわらず即売コーナーは大人気だった。

 台湾は、韓国や中国に並ぶオンラインゲームの盛んな地域だが、ことTaipei Game Showに関しては東京ゲームショウと同じようにコンシューマーゲーム色の強いゲームショウとなっている。その傾向はここ数年でより顕著になっており、新作の展示の場と、新製品の即売の場として毎年特大のブースを構えるSCET(Taiwan)やMicrosoft Taiwanに対して、地元の台湾大手メーカーはどんどん出展を見合わせつつある。

 台湾の大手メーカーが出展しない理由については様々だが、ひとつはオンラインゲームはコンシューマーゲームのように即売コーナーのような販売するコンテンツが限られ、出展するメリットが薄いこと。もうひとつは、台湾内についてはテレビCMやラッピングバス、Facebookなど、豊富なプロモーションチャネルがあるため、出展の必要性が薄いこと。最後に主催のTCAがゲーム産業のBtoBにあまり熱心ではないため、海外に進出したい台湾メーカーの意向と合わないことなどが挙げられる。

 とりわけ今年は、SoftworldやGamania、Softstar、Wayi、UserJoy、Unalisといったオンラインゲームを主体とした大手メーカーはほとんど出展しないという有様で、SCETとMicrosoft Taiwanという台湾の2大ゲームプラットフォーマーと、Xperia PLAYというゲームに特化したスマートフォンをひっさげて参戦したSony Ericsson、そしてグローバル展開しているPCハードウェアメーカーであるRazerとThermaltakeで会場の過半数を占めてしまうという状況だった。

 オンラインゲームのショウとしてアジアのバイヤーやメディアを引きつけた往年の面影はまったく消え失せており、もはやTaipei Game Showの会場を見て回るだけでは、台湾のオンラインゲーム市場はまるで見えてこない。それが良いかどうかはともかく、ゲーム市場のメインストリームがほとんど出展していないという深刻な空洞化が進行しつつあるのは間違いない。ショウの方向性という点で大きな正念場を迎えつつある印象だ。

 なお、Chinese GamerやIGSやCayenne Techなど、一部の台湾メーカーは例年通り出展しており、それらのレポートは後ほどお伝えするつもりだ。また、Gamaniaを筆頭としたいくつかの台湾メーカーに関しては本社取材も敢行している。こちらも後ほど紹介したい。

■ SCETはNGPを電撃披露、MicrosoftはKinectを大々的に展開

 今年の主体となっていたのはコンシューマーゲームとアーケードゲーム。まず、コンシューマーゲームに関しては、今年も例年通りSCETとMicrosoft Taiwanの両社が特大のブースを構え、プレイステーション 3やPSP、Xbox 360の新作タイトルを出展。かっこいい沖縄旅行導入のポイントTaipei Game Showは即売コーナーがあるのが最大の特徴となっており、発売済みの新作タイトルの出展が1番賑やかなのがおもしろいところ。

 SCETは、すでに台湾でも大ヒットを記録している「グランツーリスモ5」、「モンスターハンターポータブル 3rd」、「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」を主軸に、絶賛売り出し中のPlayStation Moveタイトルをすべて展示するなど、即売へのアピールに余念がなかった。未発売の新作タイトルは、「KILLZONE 3」や「パタポン3」、「トップスピン4」、「SOCOM4」などなど、合計50タイトル近くを出展していた。

 なお、SCETが初日に開催する毎年恒例のオープニングセレモニーでは、目を引くようなサプライズ発表はなかったものの、その後に行なわれた台湾メディア向けの囲み取材でSCE Asiaプレジデントの安田哲彦氏が何の前触れもなく1月27日に日本で発表されたばかりのPSPの後継機NGP(Next Generation Portable)を電撃披露した。

 SCETのオープニングセレモニーでは影も形もなかっただけに、出席した台湾メディアをどよめかせ、矢継ぎ早にNGPに関する質問が浴びせられた。さすがに日本での発表以上の情報は出なかったが、安田氏は「PSPの発表の時より何倍もエキサイティングです」とアジア地域でも重視していく姿勢を示し、アジアでの発売時期については「なるべく早く持ってくる」と最速に近い時期での発売を明言した。安田氏は「NGP発表後もPSPの売り上げは上がり続けている。PSPで遊びながらNGPの発売を待ってください」と笑顔で述べ会見を締めくくった。安田氏に対しては個別インタビューで、アジア地域におけるNGPの展開について話を伺うことができたので後ほど詳しくお伝えしたい。

 一方、Microsoft Taiwanはブースの過半数をKinectに割り当て、インストラクターと一緒に2人で楽しめる環境を用意。200台限定のXbox 360+Kinect同梱モデルがたちまち完売するなど、体感型ゲームの人気ぶりと、台湾の消費意欲の旺盛ぶりに驚かされた。試遊コーナーでは「Gears of War 3」(Epic Games)や「Crysis 2」(Crytek)、「Dead Space」(Electronic Arts)といったXbox 360が強みとする欧米産の大型タイトルを集め、合計30タイトル近くを出展していた。

 オープニングセレモニーでは、Kinectに完全対応した「Michael Jackson The Experience」をアジア初披露したほか、Xbox LIVEを通じてTV番組が視聴できるオンデマンドサービス「VeeTV」を発表。「VeeTV」はすでに台中でサービスが行なわれており、今年中に台北でもサービスを行なっていくという。

■ コンシューマーゲームとアーケードゲームが盛況。日本産の出展も相次ぐ

 続いてアーケードゲームに関しては、Mega Biotech & Electronics(美嘉生電)が、多数のアーケード筐体を出展。このメーカーは、高雄を拠点に展開しているアーケードゲームメーカーで、実は東京ゲームショウの台湾パビリオンの常連だったりするが、Taipei Game Showの出展は初めて。同じくアーケードゲームメーカー大手のIGSと比較すると、やや洗練されていない手作り感溢れるゲーム筐体が特徴的である。

 Taipei Game Showに初出展した理由は明確で、セガのアーケードゲーム「初音ミク Project DIVA Arcade」のライセンスを獲得し、台湾展開をスタートさせるからだ。同社ではそれ以前に、「鉄拳6 BLOODLINE REBELLION」の台湾展開も行なっており、日本のアーケード筐体の定番代理店となりつつある。初日は「初音ミク Project DIVA Arcade」のオープニングセレモニーが実施されたほか、3台の試遊台には長い行列ができた。

 ちなみにもともとメインで扱っている筐体はスロットやビデオポーカーのようなギャンブル系がメイン。中にはメダルゲームのような複数人が座れる大型筐体の中央に透明大型のクリアボックスが配置され、その中で業務用のアームが動いてサイコロを回すという、アナログ要素のあるデジタルギャンブルゲームがおもしろい。ギャンブル的なゲームに厳しい台北市での展開は難しそうだが、台中以南の都市では比較的寛容ということで、台北以外の都市を中心に展開していく予定とのことだ。

 もうひとつ、Kugayama Teckはコナミのアーケード「REFLEC BEAT」を出展していた。日本のコナミからライセンスを獲得し、日本から輸入して台湾のゲームセンターに下ろしているという。料金は20台湾ドル(約60円)で3曲プレイでき、現在までに約100台を出荷したという。ビジネス規模については明かしてくれなかったが、同社では総額30万台湾ドル(約90万円)の大がかりなキャンペーンを実施中で、台湾でもアーケードゲームが普及しつつある印象だ。ただ、台北市は依然としてアーケードゲームに関して新規店舗の参入をほぼ認めていないため、台北以外の地域での展開がメインとなるようだ。●旅行代理店を明快に解説


【GAME Watch,中村聖司】


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